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 老後準備について  

昔は老後の生活設計について考える人など、決して多くはなかったと思います。国の社会保障と家族の支援によって、ほとんどの方はその寿命を全うされてきたことでしょう。
ところが昨今、そういうわけにもいかなくなってきました。誰もがご存知のとおり、日本は少子高齢化が急速に進んでおり、国の社会保障制度に対する信頼が揺らぎつつあります。
ひとり暮らしの場合、特に自分の身を自分で守らなければなりません。
このページでは、年金や老齢医療の制度の変化などを知っていただき、「いつまでも自分らしく過ごす」ための準備について考えていただきたいと思います。
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 老後を考えた住宅購入  

住宅購入に関してよくこんな話を耳にします。
  「家賃を払っているくらいなら、購入してしまってローン返済している方がいい!」
  「将来自分のものになるからその方が得!」
果たしてこの考え方は正しいと言えるでしょうか?

実際にはそう単純な問題ではありません。何が得で何が損かは、その人のライフプランにより異なります。ただお金の損得だけを見れば、住宅ローンの仕組みを理解した上で、持家か賃貸かを選択することをお勧めします。また、持家であれば、一軒家か、マンションか、新築か、中古かなどを考える必要もあります。

例えば、中古マンションという選択肢があります。
私は介護業界に長くいる経験から、老後の住まいは自分が老後になったときにベストなものを選択することを考えています。つまり定年を機に住み替えを行う予定です。

それでなぜ中古マンション?とお思いですよね。具体的にはこうです。

仮に新築マンションを購入し、3,000万円の住宅ローンを組んだとしましょう。現在30歳で、年利3.0%のフラット35(35年間固定金利)を選んだとします。この場合、月々の返済額は約115,000円、総返済額は約4,850万円となります。
では中古マンションの場合を考えてみます。1,500万円で同条件の住宅ローンを組んだ場合、月々の返済額は約58,000円、総返済額は約2,400万円となります。
2つの差額57,000円をコツコツ貯めていき、仮に年2%で運用できたとしましょう。すると、35年後には約3,420万円貯蓄できることになります。
若いうちに新築を購入した場合、確かに35年後にはマンションは自分のものになり、その後の住宅費も少なくすみます。しかし、その住宅はセカンドライフがスタートするときには35年前に建てられたマンションということになります。
一方、若いときに安い中古マンションを購入し、コツコツ貯めていけば、セカンドライフをスタートさせる35年後には3,420万円の資金で、その時の最新の住宅がキャッシュで購入できることになります。これまで住んでいた中古マンションはまだ賃貸として活用できるかもしれません。
もちろん中古マンション購入ではなく、賃貸住宅と比較しても同じような考え方が当てはまります。
まあこれはほんの一例ではありますが、決して無理してすぐに家を買うことが、老後において得とは限らないということです。

筆者:楓ライフデザイン事務所 高野 秀紀











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